Katro
ゲーム種別: 貯蔵庫のない6列マンカーラ(2人プレイ)、1列6穴。自分の半分を蛇行する複数周リレー種蒔き。行の優先順位に従う前方の獲得と、その直後の再種蒔き
概要
Katro(Katraとも綴る)は、Madagascarの南中部と南部に暮らすBetsileo、Tanala、Sakalavaの諸族に伝わる独特の6列マンカーラである。Africaの4列ゲームの多くは2本の平行した経路にプレイヤーを閉じ込めてしまうが、Katroは各プレイヤー3列、計6列という配置を採り、石は蛇行する経路を進む。1998年にオランダの民族誌学者Alexander Johan de Voogtが現地調査を行い、学界でも広く知られるようになった。丸い砂利や硬い種を赤土の野外で使って遊ばれ、Katroの対戦には盤面の均衡が速く動く様子を追う熱心な観客がしきりに集まる。
盤面
- 段/列: 6(6×6の方眼、合計36穴)
- 1列の穴の数: 6
- 貯蔵庫: なし
- 開始時の石: 1穴につき2個(合計72個)
- 陣地: 各プレイヤーは盤の自分の半分(内側・中央・外側の3列)を排他的に支配する。
遊び方
- プレイヤーは、自分の側でまだ石のある外側の列から手を開始しなければならない。単独の石を選んで動かすこともできる。パスはできない。
- 種蒔きは自分の半分の中だけで行われ、3列を行き来する蛇行の経路に沿って進む。最内側の列の終わりから最外側の列の始まりへ戻る。
- 周の最後の石が埋まった穴に着地したら、その穴の内容すべてを持ち上げ、同じ方向の連続する周で種蒔きを続ける。
- 周の最後の石が空き穴に落ちて獲得が起こらなかった場合、手番は終わる。
獲得
- 周の最後の石が埋まった穴に着地し、その穴が相手側の石のある穴と真向かいなら、行の優先順位の規則を満たすかぎり獲得が起こる。
- 種蒔きした側の行の優先順位: その行に石が1つでも残っているかぎり、プレイヤーは内側の行からしか獲得できない。内側の行が完全に空になって初めて中央の行から獲得でき、中央の行も空なら外側の行から獲得を始める。
- 相手の行の優先順位: 相手の石は、その内側の行に石が残っているかぎり相手の内側の行から獲得しなければならない。相手の内側の行が空なら中央の行を襲い、中央の行も空なら外側の行から石を取る。
- 獲得が起こると、相手から奪った石と着地した穴の石をまとめ、プレイヤーの経路のすぐ次の穴から始まる新しい周ですぐに種蒔きを続ける。
終局と勝利
- プレイヤーが自分の手番で合法な手を打てなくなった時点、つまり動けないか石が完全に尽きると、ゲームは終わる。
- 最後の合法な手を行ったプレイヤーが勝者となる。
注記
- 戦術の動態: プレイの中心は前線の掌握にある。相手の最内側の列を掃討すれば即座の反撃を封じられるため、攻撃的なプレイヤーは守備の均衡を恒久的に崩す連続した獲得を実現できる。
- マダガスカルのマンカーラ群: 6×6はKatroで最も有名な配置だが、Madagascarの関連する地域変種は小さい4×4や4×6の方眼から、Katra Boaoakaのような特殊な盤までに及んでいる。
- 単独石の終局: de Voogtの現地ノートは、最後の孤立した石1個だけが残ったときは、以前は特別な斜めの規則で単独の石が獲得を探して行を直接飛び越えられたと記録している。ただし現代の版では通常、統一された蛇行の経路が守られる。
Source: Mancala World – Katro